子供にとって定番の遊びの「粘土遊び」。
粘土をこねて遊ぶので、子供の手先の発達を促したり、創造性が育まれるなどメリットがたくさんあります。
本記事では、子供の成長に対するメリットや、年齢別の遊び方などをご紹介します。
必要な物は粘土だけなので、手軽に遊ぶことができます。
粘土は何歳から遊べる?
わが子は、1歳頃から粘土遊びを楽しんでいます。
1歳頃は粘土で作品を作るというよりも、粘土をこねて触感を楽しむことがメインになります。
2歳頃からは簡単な作品を作って遊んでいました。
粘土遊びが子供に与える効果
粘土遊びは子供に与える効果として、様々なものが期待できます。
伸ばしたりちぎったりして感触を楽しむほか、道具を使って形を整えたり、イメージを膨らませて作品を作ります。
粘土遊びをすることで、以下の効果がもたらされるといわれています。
- 手先が器用になる
- 想像力が身につく
- リラックス効果がある
- 集中力が高まる
- 科学的な思考力が育まれる
それぞれ細かくご紹介します。
手先が器用になる
粘土を平らにしたり、こねたり丸めたりすることで、手先の使い方を学べます。また、鉛筆を持つために必要な指の筋肉の発達が期待できます。
年齢が上がると、型やプラスチックナイフ、めん棒などの道具を使うと細かい運動能力をさらに発達させることができます。その際、粘土がちぎれたりしないように、より手先の繊細な動きが必要になります。
粘土遊び以外の手先が器用になる遊びとしては、手遊びや砂遊び、折り紙などがあります。
想像力が身につく
粘土の塊から、頭の中で想像して色々な形を作り上げていくため、想像力が身につきます。
様々な色の粘土を使って家にある身近なものを作ってみたり、細長い棒を作って数字を作ってみたり、型で抜いて色んな形を作ってみたり等、「次は何を作ろう」と考えることで想像性が鍛えられます。
子供の想像力を豊かにするためには、子供が作った作品に対して、親が手直しをしたりダメ出しをするのはやめましょう。子供の自由な発想を伸ばすことが大切です。
リラックス効果がある
粘土は柔らかく弾力のある独特な触感をしています。
粘土の柔らかさを感じながらこねたり握ったりして手先を使うことで、ストレス発散になりリラックス効果があるとされています。
大人のストレス発散にもオススメです。
集中力が高まる
粘土の塊をこねて、自分の想像通りの形にするには時間がかかります。
一生懸命粘土をこねたり丸めたり道具を使ったりしているうちに、自然と遊びに夢中になり、集中力が高まります。
科学的な思考力が育まれる
粘土を伸ばしたり丸めたりすることによって、粘土がどのような形になるのか確かめながら成形していきます。
さらに、型やプラスチックナイフなどの道具を使うとどうなるか、など考えが発展していきます。この積み重ねで、科学的な思考力を身につけることができます。
粘土の年齢別の遊び方
年齢別の粘土遊びについてご紹介します。
あくまで目安なので、子供の成長に合わせて遊ばせてあげてください。
1歳
1歳の子供はまだ手先が器用ではないので、作品を作るというよりは、粘土の感触を楽しむことがメインになります。
ちぎる、のばす、こねる、丸めるなどでも良いですし、粘土に手形を取って遊んでみても楽しめます。
粘土を口に入れたり飲み込んでしまわないように、ママパパが見守りながら遊ばせてください。
2歳
2歳の子供も、1歳と同じく作品作りより感触を楽しむことを目的に粘土遊びをします。
ただ、1歳の時より器用になり会話も進むようになっている場合もあるので、プラスチックナイフや型などの道具を使ってみたり、親子で色や形を話しながら粘土遊びをすると良いでしょう。
3・4歳~
3歳以降になると、遊び方がガラッと変わってきて、作りたいものを自分で想像して作れるようになります。
テーマを考えて粘土で作品を作れるようになってくるため、道具を使って器用に形を作ったり、色を混ぜてよりイメージに近いもの、本物に近いものを作ることができます。
イメージ作りで時間がかかるため、乾きにくい粘土がおすすめです。また、成形に使う道具をたくさん用意してあげるとよりイメージ通りに作品を作ることができるでしょう。
粘土を実際に遊んでみた感想
・粘土遊びを通じて、色や形、数などを学ぶことができた
・力の入れ方や、道具の使い方を練習することで手先が器用になった
・集中する力が養われた
クチコミ・レビュー紹介
まだ何かを作ることはできませんが、こねてちぎって遊んでいます。
粘土に指を突っ込み「穴」をあけ、転がして「団子」状に、コロコロ転がして「紐」状に、といろいろ作っています。
長い時間集中して遊び、とても満足そうでした。
体力消耗の目安・疲れやすさ
子供は手や頭を使い、長時間集中して遊んでいました。
大人は見守ったりお話するだけなので楽でした。
子供の体力消耗度
大人の体力消耗度
おすすめの粘土
・やわらかく、手に付きにくい
・白、赤、黄、青の4色セット
・11色セット
・作品作りに便利なヘラ4本入り
・白、赤、青、黄、緑の5色セット
・押し型×2個、抜き型×2個、押し出し器、ヘラ、ローラー、粘土シート付き
・日本の食品検査合格済み(食用ではありません)
・型抜きやクッキーメーカー付き
「粘土」遊びであると便利なもの
お絵描きで遊ぶ時に、おうちにあると便利な物をご紹介します。
粘土板
・軽くて丈夫な材質
・環境に優しい素材使用
粘土ヘラ
・ヘラ型8通り、ヌキ型4通り
抜き型、ローラー
・ローラーで粘土を伸ばし、型で抜くだけで動物ができる